| 特殊機能の種類 |
| ◆クロノグラフ |
「クロノ」は古代ギリシャ語で「時」という意味があり、それにグラフがついて時を記録する時計になりました。通
常の時計が過ぎて行く時を連続的に表示するのと違ってクロノグラフは、任意の時をストップウォッチ機能で切り取り、精算し、記録するという、似て非なる働きをします。 |

(例)クロノグラフ |
| ◆スプリットセコンド |
2本のクロノグラフ秒針によって複数のラップタイムを計測できるクロノグラフのことで、スタートボタンを押すと2本の秒針が同時に動き、スプリットボタンを押すと1本の秒針のみが止まり、再びスタートボタンを押すともう1本の秒針も止まり、2つのラップタイムを計測することができます。 |
| ◆タキメーター |
文字盤やベゼルに記された平均時間が測定できる目盛のことで、クロノグラフ秒針によって時速や平均速度などが測定できます。また速度のほか、仕事の生産量
なども計測できるためモータースポーツや宇宙開発など様々な場面で役立つ機能だと言えます。 |
| ◆GMT機能 |
GMTとはグリニッジ・ミーン・タイム(世界標準時)の略称で24時間針(GMT針)と24時間目盛によってGMTをはじめ複数の時間帯を表示する機能のことをいいます。
日本と海外の時間を表示することができることもあって、ビジネスマンなどに大変人気のある機能だといえます。多くのタイプは現在の時間帯(ホームタイム)と第2時間帯(ローカルタイム)を1つのリューズで操作するものが多く、ほかにも回転ベゼルで第3の時間帯を表示するものや、インダイヤルで第2時間帯を表示するもの、2つの時計を合体させた複合タイプなどがあります。 |

(例)GMT機能 |
| ◆デイト |
通常3時や6時位置の小さな窓に数字で日付表示されます。日付だけでなく、曜日も表示するのがデイデイトといいます。これをさらに発展させたものに、古カレンダーを加え閏年を自動的に計算し、数百年先まで表示する超複雑時計「パーペチュアルカレンダー」があります。 |
| ◆パーペチュアルカレンダー |
通常のカレンダーですと、月末が30日の場合、次の日の1日に31から1へと日付を直さないといけませんが、このカレンダーは月ごとによる日数の違いを自動で調整するカレンダーで
とても複雑な構造のカレンダー機構です。2月のうるう年などにも対応する為に4年間で1回転する回転盤が付いています。 |
| ◆ムーンフェイズ |
「月齢」表示のことで、月の満ち欠けを文字盤上で表示します。太陽歴とならんで人類に大きな影響を持っていた「月齢」は、いわば第2の時計とされ、現在もムーンフェイズが作られています。 |

(例)回転ベゼル |
| ◆パワーリザーブインジケーター |
ゼンマイの巻き上げ残量を示す表示のことをいいます。ローターの回転でゼンマイが巻き上がる自動巻き式では手巻き式に比べてパワーの残量
がわかりにくいため、この機能が必要とされています。 |
| ◆回転ベゼル |
ベゼルは風防を取り囲む部分のことで、腕時計の多くはケースと一体になっているため動かすことができません。しかしGMTやクロノグラフなど様々な特殊機能のある時計には回転するベゼルを使用しています。主な種類としてGMTや航空計算尺付きの時計には左右どちらにも回転できる「双方向回転式」とダイバーズウォッチなどの水中で誤操作防止用に開発された左にしか回転しない「逆回転防止式」があります。 |
| ◆トゥールビヨン |
天才時計師ブレゲが18世紀に発明した、画期的な脱針機の機構の事をいいます。時計は姿勢差や置かれている位置によって、重力の影響があり微妙に狂います。これを解消するため、脱針機を納めるキャリッジを回転させて、プラスマイナスを相殺するシステムが考案されました。 |